晴、佐多岬からの帰りに「根占温泉」に寄る。町営の湯で赤茶色の源泉が、そのまま湯船にあふれている。さっぱりしたところで山川行フェリーに乗る。客は１０人くらい。のんびりしたローカル航路だ。夕景に開聞岳のシルエットが浮かぶ。今日は「くりや旅館」、最後の夜だ。貧乏旅には、ありがたい宿だった。食堂では少しぜいたくをして「うなぎ丼」（900円）と「キムチうどん」（450円）を食べた。部屋に戻ると、満腹と温泉づかれでたちまち寝入ってしまった。
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鹿児島県指宿市山川金生町３８−１
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(次)塚崎の大楠
九州 くもり、大隅半島の中ほどに塚崎の古墳群がある。1号墳の上に樹齢1300年の大クスがあり、国天然記念物に指定さえている。その姿を見た時は、しばし唖然とした。大口を開けたモンスターがジャングルの中で ...
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(前)佐田岬
九州 晴、佐多岬に立つ。荒々しい岩礁が海に切れ落ち、ここがさいはての岬であることを実感する。展望台のおばちゃんと話をする。彼女はこの近くの半農半漁の集落の出身で施設が出来て以来、この仕事をしている、と ...
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