折合の大ヒノキ

神々の住む森

高知の山奥に幹周9.9mの『日本一の大ヒノキ』があるとかねてより聞いたいました。ところが近年、この巨木、衰弱が激しく、いつ枯死するか分からない、というものです。何とか生きているうちに、と思い合に出かけました。折合林道を溯ること1時間。一般車進入禁止の所まで来ると、営林署の材木運搬トラックに出会いました。場所を尋ねると『まだまだ先の方だよ。バイクをそこに置いといて乗るとええよ。登山口まで行ったげる』と言ってくれたので便乗しました。『昔は、あの木は、そりゃあ見事でなぁ、わしら小さい頃は遠足でよう行ったもんじゃ』50才くらいの運転手さんは この部落の出身で道中、色んなことを話してくれました。登山口で降ろしてもらい、登ること1時間30分。かなりの急坂をハアハア言いながら、やっと対面できました。たいかに枯死寸前で化石のような巨木に、わずかに青葉がついていました。痛ましい思いと同時に静かに死を待つ姿に深い感銘を覚えました。

Googleマップ 高知県高岡郡四万十町

(次)四国カルスト

神々の住む森 そこに“巨木の谷”がある、と聞いて出かけました。見渡すかぎりの原っぱに牛がのんびりと草を食んでいます。一体こんな所に巨木があるのだろうか?といぶかりながら地図に従って谷へ下って行きます。 ...

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(前)四万十川源流の森

神々の住む森 四万十川は太平洋に注ぐ清流として有名ですがその源は四国カルストに発しています。この中にある 不入山(いらずやま)の山腹から湧く水が源流点とされています。この変わった名前の山は土佐藩のお留 ...

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