高知県西土佐村は四万十川中流域の村で自然がよく残された所です。ここの山中の藤ノ川という集落にヒノキの原生林がある、というので出かけました。松山から4時間。でこぼこの林道の途中にこんもりと山のように盛りあがった森が見えてきました。案内板には『郷土の森』とあります。分け入ってみると堂々なる天然ヒノキが天に向かって林立しています。幹周3m以上、樹齢はおよそ300年と思われます。ヒノキは高級住宅材として乱伐され、現在では天然の巨木材として残っているものは全国でもごく僅かだそうです。その中でこの森は貴重な自然としてよく保護されています。隣接する山はヒノキの人工林が植えられその対比において、こんな見事な森になるには少なくとも300年はかかるということが強く実感出来ました。代々受け継がれてきた村人たちの“思い”が伝わってくるようです。
Googleマップ 高知県四万十市西土佐
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神々の住む森 早朝5時出発、高松-神戸はフェリーを使ってあとは陸を“一気走り”。夜7時、北陸の敦賀着。ビジネスホテルに泊まって明日からの旅に備えます。今回の旅は北陸から東北にかけての自然のままの原生林 ...
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神々の住む森 そこに“巨木の谷”がある、と聞いて出かけました。見渡すかぎりの原っぱに牛がのんびりと草を食んでいます。一体こんな所に巨木があるのだろうか?といぶかりながら地図に従って谷へ下って行きます。 ...
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