地蔵森のカゴノキ

古木を訪ねて

人の 祈りをこめし地蔵さま 抱きまいらす
カゴノキ愛し

A lovely Litsea Lancifolia holding a Jizo who gets the dignity of the villagers.

カゴノキは“鹿子ノ木”とも呼ばれ樹皮が鹿を思わせる「まだら模様」になっています。この木は幹周5.15m、樹齢は500年といわれています。古い苔むしたお地蔵さんを抱いており、その姿は我が子を守る母親のようにも見えます。この地蔵は「天明の大飢饉」のおり祀られたものだそうで「延命尊」の文字が見えます。バタバタと人が死んでゆく、この世の地獄の中で村人達の必死の祈りを受けて仏さまは泣いているようでもあり、ほほ笑んでいるようでもある。そんなお顔をしていました。

Googleマップ 徳島県美馬郡つるぎ町

 

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