曇のち雨、台風1号が発生した、とかで天気が悪い。今日は近場にしようと思い指宿に行く。海岸沿いに近代的なホテルが立ち並ぶ温泉街を100m山手に行くと、旧い家並の筋に出る。その一角に「元湯」があった。200円払って入る男湯は客ひとり。それも出ようとするところだった。誰もいない湯船につかって「ポタン ポタン」という滴を聞いていると旅情が身にしみる。番台の老人と話をする。彼は戦時中、特攻隊の訓練のさ中、終戦を迎えたという。「拾った命です」と言いながら、小雨の降りしきる中、外まで見送ってくれた。
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鹿児島指宿市湯の浜5-19-25
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(次)くり屋旅館
九州 曇のち雨、指宿の帰り、雨はひどくなってきた。どこにも行かず宿にもどる。この宿は朝食付きで一泊、旧舘が1921円、新舘が2730円と低料金が魅力だ。ひとり旅でも、ちゃんと個室に泊まれる。夕食は食堂 ...
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(前)奥十曽のエドヒガン桜
九州 快晴、大口市街を抜け十曽川を溯る。キャンプ場を超えると道は狭くなり両側に渓谷がせまる。さらに林道を登ると奥十曽に入り、そこに“日本最大の桜の巨木”があった。幹周り10.8m、根周りは、じつに21 ...
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