徳島県の一宇村はNHKの「日本の自然」や「クローズアップ現代」でも紹介された“巨樹の里”として有名です。中でもこの大エノキは樹齢800年、幹周8.7m、エノキとしては日本一を誇っています。村の中心部からほど近いミカン山の農道の中腹にあり、巨体に大枝を四方に広げ堂々たる姿で立っていました。大きな根っこの上に弘法大師を祀る「赤羽根大師堂」がありエノキと共に村を見下ろしています。お堂といってもトタン葺きの粗末なものですが近在の人の参拝が絶えないそうです。この時はだれもいませんでしたが参拝記帳を見ると多くの人の名前が並んでいます。何も飾らない素朴な信仰が今でも静かに息づいています。
Googleマップ 徳島県美馬郡つるぎ町一宇
-
(次)地蔵森のカゴノキ
古木を訪ねて 村人の 祈りをこめし地蔵さま 抱きまいらすカゴノキ愛し。A lovely Litsea Lancifolia holding a Jizo who gets the dignity of ...
続きを見る
-
(前)下合瀬の大カツラ
古木を訪ねて 旅人に 告げんとするか 大カツラ 我は山神 万古動かず。Grand Katsura impress to travelers he is mountain god maintaining ...
続きを見る