おせち料理の一品です。
単純に タコを炭酸水で煮て 味付けし、冷凍する だけですが、
おどろくほど、柔らかくなります。
タコは、「多幸」と当て字ができ、縁起がよくおせち料理(New year food)の一品です。
外国では、見た目が悪く、食材として食べる国が少ないですが、食べてみたらすごく美味しい食材です。
日本人が大好きなウニ(Sea urchin)ですが、メキシコに行ったとき現地の人は、絶対に食べなく「お前、そんなものを食べたら死ぬぞ!」と言われたくらいで、海の中がウニだらけだでした。
食べてみたら、まぎれもなく、ウニ でした。
余計な事を書いてしまいました..
さて、タコを料理するのですが、ポイントは 2つ、炭酸水で煮て、冷凍させ細胞を壊す。です。
本当に柔らかくなります。
ポイント
- 柔らかくするのに、水で割った 炭酸水 で煮ます。割合は、水 1 に対し 炭酸水 0.5 です。例えば、水 1000mlでしたら、炭酸水 500ml となります。炭酸水で煮ると形成している細胞の水溶液に炭酸水が混ざり込み、加熱によりガス化が進みます。この ガスが外気に放出されるとき細胞が破壊され柔らかくなります。
- 調理が完成したら、冷凍 します。これが柔らかくするとどめとなります。冷凍することにより細胞に入り込んだ 水分が凍って固体化し膨張 します。これにより細胞破壊が起き箸で切れるくらい柔らかくなります。逆に言えば、多く水分を含んでいる 豆腐 などを凍らせたら、細胞が破壊され スポンジのように スカスカ になってしまいます。
能書(カバチ)が多くなってしまいました..
さぁ 作っていきましょう!
材料
- 茹でタコ 150g
- 水 200ml
- 炭酸水 100ml
調味料
- 醤油 大さじ 2
- 酒 大さじ 1
- 味醂 大さじ 1/2
- 砂糖 大さじ 1+1/2(1.5)
- 生姜の絞り汁 小さじ 1
- 片栗粉 小さじ 2
調理工程は超簡単 4工程 です。
目次
タコの足を 5 ~ 6cm の大きさに切り、鍋に入れます。
少し大きいかなぁ.. と思っても大丈夫です。煮込んだらチジミます。
柔らかくするため、炭酸水 で煮ます。
熱を加えると、タコの体液に溶け込んだ炭酸(CO2) の 気化放出 が始まります。このとき、細胞破壊がおき柔らかくなります。CO2が気化放出されるわけですが、炭酸水は、もともと空気中にあった、CO2を集め水に溶け込ませ作られているため、CO2を増やしているわけではありません。
鍋の中から 水分が無くなるま で煮ます。使用する火器により時間が変わります。私の場合、弱火 で 45分 でした。
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炭酸水を入れ煮ます。 -
弱火で45分煮ます。
柔らかく煮るための水分が無くなったら、調味します。
鍋に、醤油 大さじ 2、酒 大さじ 1、味醂 大さじ 1/2、砂糖 大さじ 1.5 を加え半量になるまで煮詰めます。
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調味料を加えます。 -
煮詰めます。
最後に 生姜汁を加え、水溶き片栗粉 を加え 冷凍 します。
火を止め、生姜汁 小さじ 2、培量の水で溶いた、水溶き片栗 を加えます。
弱火 で全体を混ぜ トロミがつけば完成です。
完成したら、ジップロック に入れ空気をよく抜いて 冷凍 します。
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生姜汁と水溶き片栗を加えます。 -
トロミがつくまで混ぜ合わせます。
さてと..
どれくらい柔らかくなったのか、味見をしましょう。
炭酸水で煮ただけでも 十分に 柔らかい です。
味付けも 甘くてすごく美味いです!
空気を抜いて ジップロック に入れ、柔らかくさせる とどめの 冷凍 を行います。
超簡単に作れます。
これは、正月に食すのが 楽しみです!!
Let's make it.